C3は1964年に製造終了したグランドピアノG3の後継モデルで、設計を大きく見なおした結果、圧倒的に音が良くなり、ヤマハのピアノが世界で戦えるようになったことを象徴するモデルです。
グランドピアノ C3はこれまでに4回生産されています。
- 第一世代 1967年7月〜1970年12月
- 第二世代 1979年10月〜1985年1月
- 第三世代 1994年10月〜1999年9月
- 第四世代 2007年6月〜2012年8月
製造年代によって買取価格は大きく差が出ますので、ご注意下さい。
C3は、バランスの取れた名機
グランドピアノはフルコンサートサイズの奥行き280cmが本来のサイズです。ただ、これだと一般家庭や小規模な練習スタジオ・コンサートホールでは大きすぎて使い勝手が悪いため、なんとか小型化して設計しています。
フルコンサート | 280cm |
C7 | 227cm |
C6 | 212cm |
C5 | 200cm |
C3 | 186cm |
C2 | 173cm |
C1 | 161cm |
ただ、ピアノは弦楽器ですから何も考えずに小型化してしまうと音の響きが損なわれてしまいます。C3よりも小さいC1やC2も有るのですが、小型グランドピアノの中でもバランスが取れている最低限のグレードが奥行き186cmのC3と言われています。
そのため未だに製造が終了した今でも人気が非常に高く、特に第四世代は製造年代もまだ比較的新しいため、中古価格も高いようです。中古市場での販売価格は120-160万円程度です。買取価格も比較的高めな傾向です。
中古相場としては、1967〜のモデルは10万円前後、1979〜が25万円前後、一番新しい2007年〜2012年のモデルは65万円前後の買取価格が相場のようです。