ヤマハのコンパクトなアップライトピアノU1シリーズのU10Aは、狭い部屋に置くにはピッタリのピアノです。
背の高さが121cmとコンパクトなのはU1シリーズの特徴ですが、弦の長さがどうしても短くなってしまうため、音の良さが出しにくいのがU1の欠点でした。
そこを改善するために、低音部と高音部にハンマーウッドのフェルトにアンダーフェルトを巻くことで2重にし、外側のフェルトは柔らかく、中に行くほど硬くすることでいい音で演奏できるように工夫されています。セミアンダーフェルトという仕組みになっています。
製造が1989年からの5年間と、ほとんどが90年代の製造で、比較的新しめなモデルのため、現在でも非常に人気があり、高値で取引されています。
中古での販売相場は大体35-40万円前後です。
発売当時の定価が48-50万円ということを考えると、価格の下落が殆ど無く、とても人気があることが分かります。