音大卒の母のピアノが売れなかった理由…
2015年の春に、私の母のピアノを売った体験談をです。
私の母は音大を卒業後にヤマハ音楽教室で先生として働いていました。子供のころからピアノに親しんで来た人でした。実家にあったのは、40年以上使っているというアップライトピアノ。たまに母は、近所の子供にピアノをほぼボランティアのような価格で教えたりすることに使っていました。
ピアノを売却しようと思ったキッカケ
マンションから新築の戸建に引っ越すことになって、もう弾くこともないだろうと手放すことになり、複数社に見積もってもらうならネットにそういうサービスがあるからやってみようよと私が提案して売却を引き受けました。
最初は一括査定に対して嫌悪感が。でもピアノ買取ナンバーワンなら大丈夫でした
最初、「一括査定」「一括見積」という言葉にはちょいと嫌な思い出があり、躊躇していました。
それは引っ越しの一括見積の時のことです。
サービス自体が複数あるので、業者からどれくらいの反応があるのか知らないまま一括査定を確か4つくらい使いました。
すると、申し込みが完了した10分後くらいから合計7-8社から怒濤のように電話が掛かってきて・・・収集が付かなくなりました(笑)
なので、今回はピアノの一括査定サービスのうち、厳選した買い取り業者20社以上から自分で選択した5社に見積を依頼できるという内容の所だけ一箇所を使うことにしました。
ピアノ買取ナンバーワンでは引越しや車査定等でよくある一括査定とは違い、「メールでの連絡を希望」とする事ができます。
メールでの連絡をえらべば、鬼のような電話が鳴り続くこともなく、安心でした。
買取不可、思わぬトラブルの原因は…
実際に、3日以内に複数社から買取金額のオファーがメールで届きました。
その後、金額の高かったところに売却を決めようと思ったのですが、思わぬトラブルが…
結論から言うと、最終的に5社のピアノ買取店にに見て貰ったものの、母の40年モノのピアノに値段は付きませんでした(泣)
マンションのリビングにずっと置かれていたのですが、どうやらピアノの隣に熱帯魚の水槽を20年ほども置いていたことが災いしたようで、業者さんは皆さん、ピアノの状態(特に中身)を見るなり、
「向かって右側の劣化がかなり激しい。何か湿気を出すようなものを置いていましたか?」
とのこと。(この時には熱帯魚の水槽はピアノの隣ではなく別の場所にありました)
哀れ、この熱帯魚の水槽による湿気のせいで、母のピアノは気付かないうちにかなり傷んでいたようで、弦の錆びや木製部分の変形、フェルトの劣化が起きており、外見的にこれといった問題はなくとももはやピアノとしての役割が果たせなくなっていたようです。
私のような素人の目だと、別に音は出ているじゃないか、というレベルだったのですけれどもね。
最終的に、ピアノパワーセンターさんで無料引き取り
こんなわけで、5社とも買取は不可で、引き取りに逆に廃棄のための費用が掛かるとのこと。
その廃棄の費用が最も安い業者さんがピアノパワーセンターさんでしたので、こちらにお願いすることにして、
ピアノは旅立って行きました。
廃棄の費用や搬出費用でマイナスになる業者さんが多い中、ピアノパワーセンターさんでは結果的にゼロで済みました。
感謝です。
ピアノ売却の一括査定を使ってみての感想
他の買取店さんの印象としても、どの会社も対応は紳士的でした。
大手、中小といった業者の規模はあまり関係ないのかなと感じました。
今回は「値段がつかない」「売却できずに無料引き取り」という結果になりましたが、それは水槽のせいでピアノが劣化してしまっていたから。
でも、一括査定のお陰で「母のピアノの価値がどれくらいなのか?」がわかった上で手放すことができました。
利用してよかったと思います。
ピアノ買取ナンバーワンさんには本当に感謝です。