1980年 TOKAIアコースティックギター(Cat’s Eyes & Martin)カタログ

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Cat’s Eyes Guitar Manual Volume3

TOKAI ACOUSTIC GUITAR PROJECT TEAM

 

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掲載ギター型番

 

SIMPLE BEAUTY

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掲載ギター型番

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掲載ギター型番

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細かいスペック表も掲載されてます。

CF MARTIN & TOKAI

キャッツアイ工場の一角にマーティンのリペアルームがある。

東海楽器はマーティンギターの日本における販売総代理店であると同時に、唯一のサービスセンターに指定され、フレットから塗装にいたるまですべてマーティン純正パーツを使い、リペアを行っている。

クラフトマンのリペア技術はマーティン社直伝のものであり、その技術はキャッツアイギターにも導入されていることはいうまでもない。

マーティンギターの購入の際は、必ずそのギターに東海楽器の保証カードがついているかどうかを必ず確かめてもらいたい。万が一のリペアも安心だ。

東海楽器の愛用者カードがついていないマーティンギターのリペアは受け付けていない。

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マーティンの歴史はトーカイの歴史でもある。

マーティン社のクラフトマンシップはキャッツアイプロジェクトチームによって伝統的手法がキャッツアイギターに脈々と流れている。

ここではマーティン社の紹介をしてみよう。

CFマーティン&カンパニー。創立は1833年9月。ニューヨーク。

創設者クリスチャン・フレデリック・マーティン氏はドイツからの移民だった。彼はドイツにおいてギター作りの職人であった父からその技術を学び、そしてウィーンに出る。ウィーンではシューベルト(当時19歳)がギター熱にかかり、短期間でマスターし、曲が浮かぶとギターを弾いていたと言われる。

シューベルトは巧妙な弦楽器制作家「シュタウファー」と親しく、彼はシューベルトのためにチェロとギターのあいのこアルペジョーネを制作したのだった。そしてシューベルトはアルペジョーネ・ソナタを作曲する。現代のチェロ奏者が愛奏する曲だ。

マーティン氏はそのシュタウファーのもとで腕を磨き、工場長にまでなった。

マーティンギターのクラフトマンシップに基づいた伝統的な手法は1933年創立よりずっと前からつちかわれていたのだ。

マーティン社がニューヨークからペンシルベニア州ナザレスに移されたのは1839年5月のことだった。それはこの地がCFマーティン氏の故郷ととても良く似ていたことと、同じドイツからやってきたギター職人のヘンリィ・シャッツ氏が住んでいたこと、そして何よりも緑の美しい豊かな環境がギターを作るのに最もふさわしいと考えたからだった。

ナザレスはニューヨークから車で三時間くらいの、現在でも近くに小高い丘と多くの緑を持つ非常に美しいところだ。そして別名マーティンギターの街と呼ばれるほどこの街の人たちの多くがマーティンの工場で働いている。これらの人たちは親子橙、同じ職場で働くことを誇りとしている。

シンプルで飽きのこないデザイン、すばらしい響きをもつマーティンギターの伝統はこういった人たちに點せられている。

工場の中を見学すれば、十分に乾燥されたマーティンのボディを作業台の上で全神経を集中してチェックし、少しの傷、割れも見逃さない厳しい姿を見る事ができる。

マーティン社 Jay A Graffith氏の言葉によれば、これが私達のクラフトマンシップなのだという。

そして東海楽器にはマーティンギターのあらゆるアフターサービス、リペアに関する全責任をもつ会社として全幅の信頼を寄せ、さらにいいギターをつくるにはどうしたらよいか、ともに研究を続けたい、とも言ってくれた。

 

Cat’s Eyes Player

キャッツアイを使用しているアーティストが紹介されています。

ジョン・レンバーン John Lenbourn

ブリティッシュ・フォークの記載。バート・ヤンシュとともにペンタクルで大活躍。

今はソロギタリストとして通の間では注目を浴びている。CE2000Tを手に入れた彼の言葉Jesus!!

サム・ブッシュ Sam Bush

ブルーグラスの若手プレイヤー。万度吏員、フィドルの腕はもちろん、ギターを弾かせても味のあるプレイを見せてくれる。

フェスやスタジオワークにCE2000プロトタイプを抱えて大活躍。

ハッピー&アーティー Happy & Article

ニューヨーク出身の粋人兄弟、2人ともソロとして活躍中。ウッドストックに住みマッドエイカーズの一員としても有名だ。

ブルースからフォーク、オールドジャズまで幅の広い音楽キャリアを誇り、スタジオやワークショップでCE2000Tを愛用。

ピーター・ローワン Peter Rowan

「ブルーグラス・ボーイズ」「アース・オペラ」「オールド・アンド・イン・ザ・ウェイ」「ローワンズ」、先日はレッド・ホット・ピッカーズとして来日。

上手いというよりは味のあるギターが彼らしいところ。CE2000Tはヘリンボーンにつぐ彼の愛器である。

中川イサト Isato Nakagawa

日本で数少ない。ギターの有効な使い方ができるフォークギタリスト。コード弾きしかできないプロがまかり通る日本のフォーク界でもっとも評価されなければいけない一人だ。

かれの音楽思考にマッチした「道具」としてキャッツアイギターが選ばれた。

宇崎竜童 Ryudo Uzaki

ロッカー、作曲家、ギタリストとして縦横無尽の活躍ぶり。
1980年代のヒーロー、竜童は新しい音楽の可能性僕たちに示してくれるかもしれない。

アコースティックな響きを求めてキャッツアイギターを愛用。

「レコーディング、作曲にはかかせない」とも言ってくれた。

オーダーメイドギター Order-Made Guitar

トーカイでは個性を大切にするギタリストのために特注ギターも製作している

  • 10万円以上のキャッツアイモデルに限る
  • ボディサイズはDまたはOOOの2種類
  • ペグヘッドはマーティンタイプ
  • ポジションマーク、バインディング、インレイ等はデザイン自由

とにかくキャッツアイPROJECTに問い合わせするのが一番だ。

折返しキャッツアイPROJECTから製作見積もりと一緒に製作可能かどうかの連絡がされる。

打ち合わせのために何回かの連絡の後、OKなら近くの有名楽器店に行ってオーダーしてほしい。

楽器店からキャッツアイプロジェクトに連絡があり、いよいよ製作に入る。

約4ヶ月後にできあがり、その特注ギターは楽器店を経由してギタリストの手元に届く。

世界にたった一本しかないギターの登場だ。

(価格は仕様によって異なります。特にメキシコ貝を多様すると価格が高くなりますのであらかじめご承知ください。)

その他

  • 保管について
  • 湿度、温度に対しては
  • ギターの移動
  • 演奏について
  • 弦について
  • その他の注意

 

などの説明が掲載されている。